古清商店の新社屋完成
update 2014/9/4 10:07
水産卸のマルナマ古清商店(函館市豊川町、古伏脇隆二社長)が、日乃出町15に建設していた本社、冷蔵庫、加工場が一体となった新社屋が完成した。冷蔵庫の収容能力を7400トンから1万5300トンに拡大、道南最大級の規模を誇る。イカやサケなど高鮮度の商品を供給できるのが強みで、マルナマブランドの認知度をより一層高めていく。
日乃出町にあった第1、2冷蔵庫を取り壊し、跡地に新社屋を建設。鉄骨鉄筋コンクリート造と鉄骨造、延べ床面積9583平方b。冷蔵庫棟は2階建て、本社・工場棟は3階建て。投資額は約20億円という。
新設した冷蔵庫の収容能力は1万1000トン。省エネ構造で、作業効率・省力化・耐震性能にも優れた移動ラックシステムを導入。隣接する既存の第3、4冷蔵庫(収容能力合計4300トン)と合わせて規模は1万5300トンとなる。加工場は最新設備を導入しスピーディーな加工処理が可能となり、品質維持・衛生管理も徹底する。
本社事務所は移転し、8日から業務を始める。加工場も順次稼働させ、冷蔵庫は10月2日から稼働予定。
椛澤裕明総務部長は「函館近海で水揚げした魚を素早く加工し冷凍保管するので、鮮度が落ちず、おいしく食べられる。マルナマブランドを全国の消費者に浸透させたい」と話す。
同社は1939年創業で、今年で75周年。冷蔵庫が老朽化や手狭になったことを受け、新築計画を進めていた。
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