テーマは「健康」国際科学祭開幕
update 2014/8/24 10:07
「はこだて国際科学祭2014」(サイエンス・サポート函館主催)が23日、五稜郭タワーなどを会場に始まった。初日は、オープニングイベントをはじめとする8企画が開催され、多くの市民がイベントを楽しんだ。31日までの9日間、市内各地で「健康」をテーマにした、さまざまな企画を展開する。
○…市青年センターでは、大人向け企画「みえる!さわれる!DNAをとりだそう!」(市青年センター主催)が開かれた。NPO法人くらしとバイオプラザ21の佐々義子さんが講師を務め、身近にある道具を使ったDNAの粗抽出実験を行った。
参加者は、バナナや鳥肉などの食材をすりつぶした液にエタノールを注ぐと、DNA以外の物質が溶けてDNAが残り、粗抽出が完了。佐々さんは「植物も動物も、同じ手順で同じものが抽出できる。DNAが共通しているということが分かる」と説明し、成田樹さん(16)は「実験の結果がはっきりと出て楽しかった」と笑顔を見せた。
○…五稜郭タワーで開かれたオープニングイベント「サイエンスダイアログ」には、市立函館病院の木村純院長、国立がん研究センターたばこ政策研究部の望月友美子部長、サイエンス・サポート函館の美馬のゆり代表が登場。
美馬代表が函館市民の健康寿命が全国平均より短いことなどをあげると、木村院長は、函館市民の死亡原因のおよそ3分の1を占めるがんに触れ、「早期発見で治せる場合も多い。ぜひがん検診を受けてほしい」と強調。望月部長は、がん予防のためには禁煙が効果的であると訴えた。
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