パトスの会が新島襄脱国150周年記念誌
update 2014/8/24 10:06
新島襄(1843〜1890年)が函館から密航渡米した偉業をたたえようと、市民団体「新島襄・パトスの会」(千代肇代表)が、脱国150周年記念誌を作った。会員6人の手記をまとめ、新島と函館との関係を広く知らせる貴重な資料となりそうだ。
海外脱出(1864年)から今年で150周年になるのを記念し、タイトルは「新島襄と箱館」。大町の海外渡航の地碑前で、7月17日に開いた海外脱国記念祭に合わせて100部作製。同会が記念誌を作ったのは初めて。
巻頭には、同会顧問の宮腰善行さんのあいさつ文を掲載。本編は千代さん(83)のほか、山崎文雄さん、大江哲男さん、井上能孝さん、馬場民準さん、岸甫一さんの6人が手記を寄せた。
中でも山崎さんと大江さんは、函館に滞在したイギリス人実業家で鳥類研究者のブラキストンにそれぞれ焦点を当て、新島の密航に貢献した史実を掘り起こしている。
千代さんは「新島が大きな望みを持って国を出たという気概、生き方を多くの市民に知ってほしい。新しい時代に向かって情熱を燃やした姿勢は、現代にも通じる」と強調する。
希望者には、1部500円で配布する。問い合わせは千代さん(TEL0138・52・5150)へ。
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