江差中生、ナマコ栽培技術学ぶ

update 2014/8/22 10:12


 【江差】江差中2年生の20人が21日、ひやま漁協江差支所の荷さばき施設でナマコ栽培技術学習に臨み、地元漁師らから漁業振興の現場を学んだ。

 生徒たちに地域の栽培漁業の取り組みを理解してもらいたいと、漁業関係者が学校側に働きかけて企画。桧山漁業士会の一員で江差の指導漁業士、田中利明さん(53)や同支所、桧山地区水産技術普及指導所、桧山振興局水産課などが協力した。

 江差沖合でとれたナマコの採卵と人工受精の流れを田中さんらが手ほどきし、生徒たちが実践した。卵を洗う場面では、生徒たちが丁寧に作業。田中さんが「上手だ。今度からみんなに頼むかな」とほめていた。

 小笠原征哉君(13)は「大小様々なナマコを大事に育てる様子を知ることができた」。北越麗奈さん(13)も「久しぶりにナマコを触った。まちを支える漁業を勉強することができた」ときっぱり。田中さんは「体験学習で漁業者が一生懸命頑張っている姿を感じてもらえれば」と話していた。

 江差のナマコは毎年8月ごろに産卵。人工受精後2〜3週間は施設内で管理し、その後水深3〜4bの沖合で育てて、4年ほどで出荷されるという。

 22日にも体験学習を予定している。

提供 - 函館新聞社

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