函館市「介護支援ボランティア制度」10月開始
update 2014/8/17 10:12
函館市は10月から、市内の介護施設でのボランティア活動に対して換金できるポイントを付与する「介護支援ボランティア制度」を開始する。65歳以上の高齢者を対象に、健康づくりや介護予防に役立ててもらう狙いで、今年は10月から12月までの3カ月間実施する。9月10日に参加希望者向けの説明会を開くことにしており、市は多くの参加に期待している。
同事業は高齢者自身の社会活動を通じた介護予防や健康増進を図ろうと、2007年に東京都稲城市が最初に導入。ここ数年で全国的に広まり、道内では七飯町のほか、札幌市や苫小牧市など11市町が取り入れている。
要支援、要介護認定を受けていない65歳以上の市民が対象。ボランティア活動を1時間行うごとに1ポイント(=100円)が付き、1日2ポイントが上限。1年間の上限は50ポイントに設定しており、今年は3カ月間のため12ポイントを上限とした。ポイントは専用のボランティア手帳にスタンプを押してためていき、翌年1〜3月に換金できる。
市は今月いっぱい受け入れ施設を募集しており、現段階で特別養護老人ホームやデイサービス、ショートステイなど約20カ所の事業所が登録している。
具体的な活動は入所者の話し相手のほか、配膳や施設内でのレクリエーションの手伝い、囲碁や将棋の相手などが想定される。今年は100人程度の参加を見込んでおり、市高齢福祉課は「健康づくりだけでなく、高齢者の生きがいづくりや事業所の活性化などにもつながるのでは」としている。
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説明会は9月10日午後1時半から5時まで、函館競輪場テレシアター(金堀町10)で開催。同事業への参加は説明会出席が必須となる。申し込みは住所、氏名、生年月日、電話番号を明記の上、はがきで〒040・8666(住所不要)、函館市高齢福祉課宛てに郵送するか、ファクス(0138・26・5936)で受け付けている。29日締め切り。問い合わせは同課(TEL21・3081)へ。
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