野外劇 盛大に幕

update 2014/8/12 10:09


 第27回市民創作函館野外劇(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)は11日、国の特別史跡・五稜郭跡内の特設ステージで最終公演を行い、約200人の観客が函館の歴史絵巻を楽しんだ。今年の入場者数(全10回)は約5400人(速報)で、昨年の約8100人を大きく下回った。 10日に予定していた最終日が台風11号による荒天で中止となり、この日に追加公演を行った。暴風で黒船のマストを表現する柱が3本折れたが、開演までに2本を修復した。ペリー提督の来航、箱館戦争などがボランティアにより演じられ、フィナーレは会場が一体となってテーマ曲「星のまちHakodate」を合唱した。

 昨年までは堀を水舞台とした会場を設営していたが、今年は石垣の一部が崩落し、上演が危ぶまれた。同法人が五稜郭築造150周年の節目に、舞台を郭内に移すことを熱望し、史跡を管理する文化庁がこれを認め、5月中旬に開催が正式決定。7月11日に開幕した。同会の里見泰彦事務局長は「入場券販売などの準備期間が短く、集客が伸び悩んだ」と話す。

 終演後、同法人の中村由紀夫理事長は来場者に対し「今後については検討中だが、函館にとって大切な野外劇は続けたい。五稜郭での開催継続に関しては努力が必要だが、皆さまの支援をお願いしたい。また来年もお会いしましょう」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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