海洋センター北大生実習 イカの採取解剖
update 2014/8/12 10:09
北大水産学部の授業の一環で、3年生55人が11日、函館市国際水産・海洋総合研究センターで、生きたスルメイカを使った実習を行った。イカの採取から解剖までを行い、生態や体の仕組みを学んだ。
6月にオープンした同センター実習室で、大規模な学生実習が行われるのは初めて。北大大学院水産科学研究院の桜井泰憲特任教授(海洋生態学)が講師を務めた。
学生たちは2人1組となり、センター内の10d円形水槽で飼育しているイカを採取。0〜3度の氷温海水に浸してイカに麻酔をかけ、胴長や重さを測定。ビニール袋にイカ、海水、酸素を封入した輸送用パックに詰めた。イカの活締め器具「イカ活チャ器」で神経を剥がす方法で活締めする方法を実演、桜井教授が鮮度が落ちないことを伝授した。イカ刺しの作り方も習得した。
高橋雄大(たけひろ)さん(21)は「普段はスライドでしか見られないイカの内臓構造を、生きたまま観察できて非常に充実した実習だった」と話した。
学生たちは8〜11日の日程で、北大臼尻水産実験所での現場実習後にセンターへ移動した。
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