野外劇 今季あと2回 NPO来場呼び掛け

update 2014/8/9 10:18


 第27回市民創作「函館野外劇」(NPO法人市民創作「函館野外劇」の会主催)の8回目公演が8日夜、国の特別史跡・五稜郭跡で開かれた。天候不良や舞台の変更などから、来場者数は例年より伸び悩んでいたが、同日は800席の客席が満席となった。残す公演は9、10日の2回で、同NPOは来場を呼び掛けている。

 今年の来場者数は、7月27日の7回目公演までで3090人と例年に比べ1000人ほど少なくなっていた。同NPOによると、舞台変更に伴うチケット販売の遅れや上演日に雨が続いたため、来場者数が落ち込んだとみている。8日の盛況ぶりに安堵(あんど)の表情を見せていた。

 この日は、例年使っていた水上舞台の新たな設営方法を提案した「室蘭産学交流プラザ『創造』」の会員22人も訪れた。同会の北山茂一代表(69)は「今年は水舞台が中止になってしまったが、今後復活することになれば、連携して盛り上げていきたい」と期待。

 同NPOの里見泰彦事務局長は「来年以降の上演が不透明なこともあり、今年ならではの野外劇を多くの人に見てもらいたい。最終週の公演は混雑するので、客席を増やして対応したい」と話す。

 9、10の両日は、午後6時45分開場、同7時半に開演。10日の最終公演が雨天中止の場合、11日に追加公演を行う。

提供 - 函館新聞社

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