見て食べて研究成果学ぶ…道南農試公開デー

update 2014/8/8 10:16


 【北斗】道総研道南農試(北斗市本町、田中文夫場長)は7日、研究内容を解説する「公開デー」を同農試で開いた。130人が道南農業に貢献する技術開発の一端に触れた。

 今年で20回目。田中場長が「どんな仕事をしているのかをじかに見てほしい」とあいさつ。場内見学会では、シンボルツリーで推定樹齢100年を超すユリノキに始まり、農薬や化学肥料を慣行より減らして栽培したトウモロコシ、土の観察、サツマイモの栽培、水稲の世代促進温室、コメの試験圃場(ほじょう)を見て回った。

 サツマイモ担当の高濱雅幹さんは「ホクホク感がある本州産に比べ、道産はねっとりして甘みが強い。菓子用に需要があり、普及を進めたい」と話した。

 試食コーナーでは、水稲「きたくりん」と黒大豆「つぶらくろ」で作った豆ご飯、小豆「ほまれ大納言」の冷やしぜんざい、トマト品種の食べ比べを楽しんだ。ベビーリーフ栽培キットのプレゼントもあり、親子連れらを喜ばせた。

 北斗大野中1年の宗山匠君(12)は「作物の育て方や、いろんな色の土があることが分かって良かった」と話した。

提供 - 函館新聞社

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