港まつり ワッショイはこだてスタート

update 2014/8/3 10:15


 函館港まつり(実行委主催)は2日目の2日、メーンイベントのパレード「ワッショイはこだて」が市内で始まった。初日の十字街・松風コースには63団体、約8600人、山車74台が参加。青森県八戸の民俗芸能「えんぶり」も初登場し華麗な舞を披露、西部地区の盛り上がりが最高潮に達した。

 開会式では、実行委の渡邉兼一会長と工藤寿樹市長が「けがのないようにパレードを楽しんで」とあいさつ。鏡開きや函館巴太鼓の演奏で幕を開けた。

 午後4時半、豊川町からパレードがスタート。この日の函館の最高気温29・8度を物ともせず、参加者は威勢のいい踊りで観客を楽しませた。

 1部は、陸上自衛隊函館駐屯地と函館市町会連合会などによる「函館港おどり」。豊年満作を神に祈る行事「えんぶり」は、烏帽子(えぼし)をかぶった太夫が稲作の情景を表現した伝統的な舞いを見せて観客から大きな拍手をもらった。2部は、工夫を凝らした衣装やパフォーマンスの「子供いか踊り&サマーカーニバル」。3部は、元気の良い掛け声の「函館いか踊り」がまちを練り歩いた。

 踊りを見ていた市内桔梗町の寺嶋悦子さん(85)と西桔梗町の鳴海純子さん(56)は「えんぶりは初めて見たけれど、力強くてとても格好良かった。感動しました」と笑顔を見せた。

 3日のワッショイはこだては、午後4時半から堀川・五稜郭コースが始まる。パレードに先立ち、八戸えんぶりは午後0時から大門グリーンプラザで舞を披露する。

提供 - 函館新聞社

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