中学生4人に折り鶴託す…函館市平和大使任命式
update 2014/7/31 10:08
函館市は30日、長崎市で8月9日に開かれる長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に平和大使として派遣する中学生の任命式を市役所で開いた。川越英雄総務部長から4人の大使に任命書が手渡され、市民から寄せられた折り鶴が託された。
市では、核兵器廃絶平和都市推進事業の一環として、1994年度から長崎市や広島市に中学生を派遣している。今年は戸倉中3年の佐藤駿生君(14)、遺愛女子中3円の川野羽奏(わかな)さん(14)、湯川中3年の中山萌瑛(もえ)さん(15)、桔梗中3年の鈴木駿君(14)の4人が7〜10日に長崎市を訪れ、式典に参列するほか、被爆者による講話や原爆資料館の見学などを通じて、平和への思いや戦争の悲惨さを学ぶ。
任命式で川野さんは「戦争を二度としないことで守ることのできる平和の大切さを学んできたい。折り鶴に託された願いや祈りを受け止めて、函館市の代表として心を込めてささげてきたい」と抱負を述べた。川越部長は「戦争を経験した世代が少なくなり、平和の尊さ、戦争の悲惨さを伝えて行くことが求められている。長崎で見たり、聞いたり、感じたことを1人でも多くの人に伝えてほしい」と激励した。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。