スルメイカ 前浜でも漁獲始まる
update 2014/7/31 10:08
函館のスルメイカ漁は、函館の前浜(函館山沖)でも漁獲が始まってきた。ただ、前浜産は魚体サイズが小さいため、距離が遠い日本海側(松前沖〜矢越岬沖)で漁獲を続ける船も。燃油価格が高水準で推移しており、漁業者にとって悩ましい問題だ。
函館市漁協(橘忠克組合長)によると、例年この時期の漁場は前浜中心で、今年は漁場形成が2週間程度遅れている。序盤の来遊遅れが影響しているとみられる。
同漁協が組合員に販売するA重油価格は8月1日から、前月より1・5円下がって1リットル当たり100・4円(税別)。それでも100円の大台を突破し、異常な高値が続く。同漁協は「前浜は魚体が小さい。一方、松前沖まで捕りに行っても漁獲が薄いと燃油高で採算が合わないので、ばくちみたいなものだ」。
中島廉売内の紺地鮮魚(紺地慶一社長)は30日、いけすイカ3匹で500〜600円、大きいサイズは2匹600円で販売し「前浜産は小ぶりで、売れ行きもいまひとつ」。
市農林水産部によると、市水産物地方卸売市場での7月取扱量(1〜20日)は前年同期比63%減の228トン。1キロ当たり平均価格は同126円高い406円。
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