「認知症に理解を」道内たすきつなぐ、工藤市長ら
update 2014/7/28 10:16
認知症への理解を呼び掛ける駅伝イベント「RUNTOMO―RROW2014(RUN伴=ランとも)の北海道最終ステージが27日、長万部町から函館市弁天町のタチカワカフェまでのコースで行われ、最終走者を務めた工藤寿樹函館市長らが無事にゴールを果たした。ゴール後、「みんなで認知症の人とその家族を支えよう」という工藤市長の呼び掛けとともに、参加者は一斉にオレンジ色の風船を空に飛ばし、認知症理解の輪を広げていくことを誓い合った。
最終ステージは午前6時に長万部町をスタート、約70人の走者がたすきをつなぎ、午後5時ごろに市役所前に到着。最終区間2・3キロのコースには、工藤市長のほか、松尾正寿市議会議長、高齢者施設の職員ら約30人が参加した。午後6時ごろ、ゴールに到着した工藤市長は「超高齢社会を迎える中で、認知症患者やその家族は地域全体で支えていかなければならない。その輪を広げるために駅伝は有効だった」と意義を語った。
駅伝の南北海道地区の責任者を務めたケアプラザ新函館・たけだクリニックの細田政裕事務長は「事故なく無事に終われてよかった。たくさんの首長にも参加していただき、これをきっかけに地域の人に認知症の理解が広がってほしい」と期待していた。
駅伝は12日に帯広を出発し、この日で北海道ステージが終了。今後は最終ゴールの広島を目指して、再びたすきをつないでいく。
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