大沼湖水まつりが開幕

update 2014/7/27 09:52


 【七飯】第105回大沼湖水まつり(七飯大沼国際観光コンベンション協会主催)が26日、大沼国定公園広場で開幕した。先祖供養や水難者のための慰霊祭が地元住職らによってしめやかに営まれ、参加者が故人をしのんで浮かべた灯ろうが湖面を照らした。

 始まりは1906年に景雲寺の住職が水難者供養のため灯ろうを湖面に浮かべたとされ、大沼の夏を代表する一大イベントへと変わった。

 ことしはあいにくの雨で、JR大沼公園駅から始まる予定だった灯ろう行列が中止となったが、それでも会場には大勢の来場者が訪れ、慰霊祭の始まりを待った。

 午後6時半に始まった慰霊祭は始めに宮田東副町長が「105年前から続く灯ろう流しで、みなさんも一緒にご先祖様にご供養ください」とあいさつ。続けて前田一男衆院議員、冨原亮道議があいさつした。その後、地元寺院の住職による読経が行われ、参列者が次々と灯ろうを湖水に浮かべ、静かに手を合わせながらしのんだ。

 最終日の27日は祭壇に地元の小、中学生が描いた絵灯ろうが飾られる。午前11時45分から、大沼公園を散策しスタンプを集めるネイチャースタンプラリーを開催。午後1時半の七飯南幼稚園による「こどもよさこい」のほか、同3時から北斗夢学院桜組などが出演する「アマチュアバンドステージ」を行う。午後7時半の「夏休みこども花火会」で幕を閉じる。問い合わせは同協会(TEL0138・67・3020)。

提供 - 函館新聞社

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