函大と朝市がタッグ 函館土産 新商品開発へ

update 2014/7/22 10:04


 函館大(溝田春夫学長)と函館朝市協同組合連合会(井上敏広理事長)が、朝市(若松町)の来訪者を対象としたオリジナル商品の開発を進めている。学生のアイデアを取り入れた土産品で、観光客を呼び込む狙い。函大は「函館の新名物に」と意気込んでいる。

 両者が協力し、5月に朝市を訪れた観光客にアンケートを行ったところ、魚介類を使ったつまみ・珍味で独自商品がほしいという声が多かった。価格は500〜1000円が望ましいとの結果だった。

 これを受け、大橋美幸准教授が担当する商学実習Uの授業で、学生たちが商品のアイデアを考案。17日には、2年生8人がどんぶり横丁市場で開かれた同連合会の誘客検討委員会(11人出席)の中で、4案を提案し意見交換した。

 会合では、海鮮つまみの詰め合わせとイカの頭、胴、足を丸ごと楽しめる「まるイカ珍味セット」の2案に絞り込んだ。9月6、7の両日に、朝市エリアで開かれる函館朝市市民感謝祭(同連合会主催)で販売しアンケートをとる予定。中身やパッケージの改良を重ね、商品化を目指す。

 松谷友梨亜さん(19)は「アンケート結果からアイデアを得ることができた。函館らしい商品を完成させ、店頭に並んでくれればうれしい」と話した。

提供 - 函館新聞社

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