五島軒に売店オープン
update 2014/7/20 10:19
函館市末広町の老舗レストラン、五島軒(若山直社長)は19日、本店1階に売店「スイーツ&デリカショップ ASHIBINO」をオープンさせた。青森・函館両地域の素材を使った商品が並ぶ青函連携コーナーを設けるなど、2016年3月予定の北海道新幹線開業をにらんで特徴ある製品の販売に力を入れる。
同社は、北洋銀行と青森銀行などが設立した「青函活性化ファンド」から事業拡大資金5000万円を調達。青函両地域のリンゴを使ったロールケーキ「函館ロール」を増産するための設備をはじめ、売店スペースの拡充などに活用した。
売店は玄関前の資料室を改修し、陳列棚や冷蔵庫、冷凍庫を設置。青函連携コーナーでは青森産リンゴを使ったレトルトカレーや菓子を並べた。
開店前のセレモニーでは、若山社長と渡島総合振興局の宮内孝局長、北洋銀行の森田浩明函館中央支店長、青森銀行の葛西弘明函館支店兼末広町支店長がテープカット。若山社長はあいさつで「新幹線開業に向けて販売を強化していきたい」と抱負を述べた。
また、この日から青函連携商品には開業PRキャラクターの「どこでもユキちゃん」をあしらったシールを貼り、開業機運の盛り上げに一役買う。
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