新島襄の偉業たたえる…パトスの会が海外脱国記念祭
update 2014/7/18 10:09
新島襄(1843〜1890年)が函館から米国に渡った偉業をたたえようと、市民団体「新島襄・パトスの会」(千代肇代表)は17日、函館市大町の海外渡航の地碑前で記念祭を開いた。脱国(1864年)から今年で150周年になるのを記念し、小冊子を作ったことを報告した。
今年で15回目。15人が参加し、ハーモニカ演奏に合わせ一人一人碑に献花した。千代代表(83)が「新島が唱えた『良心』を現代の社会に、そして函館にもっと広めていきたい」とあいさつ。来賓の函館日米協会の加藤清郎会長も「功績を市民に知らせることが必要」と呼び掛けた。
記念祭に先立ち、市地域交流まちづくりセンターで、はこだて外国人居留地研究会の岸甫一(もとかず)会長が講演。当時は箱館奉行所が元町から五稜郭への移転を控え、「大町外国人居留地周辺の警備が普段より手薄であったと推測される」と指摘した。
新島は7月17日(旧暦6月14日)に大町の海岸から米国船ベルリン号に乗り込み、密航に成功した。
提供 - 函館新聞社
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