函館空襲69年、慰霊祭で犠牲者悼む
update 2014/7/15 10:14
函館空襲から今年で69年を迎えた14日、同空襲を記録する会(浅利政俊代表)が、函館市船見町の称名寺で第26回慰霊祭を開いた。遺族ら12人が空襲犠牲者の霊を慰め、記憶を受け継ぐことを誓った。
境内にある「第二次世界大戦函館空襲戦災跡地戦災者慰霊碑」前で、同会の木村美保子さん(77)が碑文を朗読。参列者一人一人が焼香し、静かに手を合わせた。
浅利代表(83)が追悼文を読み上げ「集団的自衛権と言うよりも『他衛権』を国是とするような暴挙に出ている。子どもたちが戦争に行くことのないように力を貸して」と述べた。須藤住職は「空襲という大惨事を風化させることなく、子子孫孫に受け継いでいきたい」と話した。
函館空襲で父を亡くした千葉県市原市の無職、松本絹子さん(83)は「高齢化で参列したくても来られない人がいる。でも、会の活動を絶やさず続けていってほしい。戦争は絶対にやってはいけない」と平和を願った。
提供 - 函館新聞社
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