かにめしが「空弁」に、函館空港限定販売

update 2014/7/10 10:05


 長万部町のかにめし本舗かなや(金谷玲子社長)は、駅弁として人気のかにめしを「空弁」(そらべん)仕様に改良し、13日から函館空港限定で販売する。ごはんをすし飯に変えることで消費期限を大幅に長くしたことが特徴だ。同社は「道外に向けてかにめしの味を発信していきたい」としている。

 1928(昭和3)年に創業した同社がかにめしを商品化したのは50(昭和25)年のこと。以来、変わらぬ製法で札幌―函館間の列車の駅弁として高い知名度と人気を誇っている。

 函館空港では昨年7月から従来製品の取り扱いを始めた。搭乗客からは北海道名物として好評だった一方、「機内で弁当を広げるのには抵抗がある。自宅まで持って帰りたい」といった声が多かったという。

 その声に応え、本格的な空弁にするために函館空港ビルデングと共同開発を開始。弁当に敷き詰められたカニの具の味はそのままで、ごはんをすし飯に変えることで、これまで製造から8時間だった消費期限を製造日いっぱいにした。

 また、オリジナルは木製の折を使っているが、特別の容器に変更する工夫も。同社の梅井信也統括営業部長は「すし飯だと冷めても固くならず、カニの具材の味が一層引き立つ。駅弁とは違う味」と自信をのぞかせる。

 販売するのは搭乗待合室の売店で、土日の午前10時ごろから。事前に予約すれば搭乗者以外も空港内の別の売店で購入することができる。1個1080円。問い合わせや予約は函館空港ビルデング(0138・57・8884)へ。

提供 - 函館新聞社

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