札幌へ一歩 トンネル着工 道新幹線
update 2014/7/9 10:11
【北斗】2035年度開業予定の北海道新幹線新函館北斗―札幌間(211`)で最初の本格的な工事となる村山トンネル工事の安全祈願祭が8日、北斗市村山のトンネル出入り口付近で開かれた。新青森―新函館北斗間(149`)は約9割の工事が終了しており、次は札幌を目指した工事の槌音が響き渡る。
村山トンネルは全長5・2`。北斗市市渡で建設中の新函館北斗駅から約1`の場所で、掘削は8月上旬から新駅側で行う。総工費は約111億円。21年8月の完成を目指す。
式典には発注者の鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局や渡島総合振興局、北斗市、工事関係者ら合わせて約100人が出席。北海道新幹線建設局の金山洋一局長や宮内孝渡島総合振興局長、高谷寿峰市長らが鎌入れを行い、工事の安全を祈願した。金山局長は「村山トンネル工事は札幌延伸へ大きな一歩となる。工事の安全に細心の注意を払う」とあいさつした。
新函館北斗から札幌までは19本のトンネルを新設する。最長は村山トンネルの次の渡島トンネルの26・47`。北斗市、厚沢部町、八雲町にかけて掘削作業を行う。現在は調査作業などを行っている。 16年3月に開業する新青森―新函館北斗間の工事の進ちょく状況は、事業費ベースで89%まで達しており、今年秋には新幹線車両が本道に陸揚げされる予定。12月からは開業に向けて試験運転を行う。
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