潮風受け17艇熱戦 ペリー来航160周年記念ヨットレース
update 2014/7/8 10:01
ペリー提督箱館来航160周年記念オープンヨットレースが6日、函館湾(入船漁港〜住吉沖、約15`)で開かれた。道南の愛好者が所有する17艇(約80人)が熱戦を展開。函館でホームステイをする留学生9人も乗船し、思い出を作った。
南北海道外洋帆走協会(河村隆平会長)、函館日米協会(加藤清郎会長)で作る実行委が主催。ペリーの出身地、米ロードアイランド州ニューポート市は、ヨットレースのアメリカズカップの第1回大会開催地として知られ、ヨットハーバーにはハリウッド俳優が所有するクルーザーが多く停泊していることから、函館日米協会のペリー箱館来航160周年記念事業の一つとして企画した。
午前9時にスタート。始めは風が無く難しい帆走となったが、立待岬周辺では風を捉えて速度が増し、接戦となった。最も早いゴール時間は午後0時17分ごろで、各艇のハンディキャップ係数を計算した結果、オープンクラスはサンバード艇が優勝した。
留学生は道国際交流センター(HIF)が開く第29回日本語日本文化講座夏期セミナーの参加者で、3艇に分かれて乗船。全員が船を進めるクルーワークに携わり、ロープ操作などを体験した。コロンビア大のマーク・シャルキエビッチさん(23)は「ペリー箱館来航160年の歴史的な年に参加できてうれしい」、ノートルダム大のエミリー・カンパーニャさん(18)は「函館山がきれいだった」、ワシントン大のティファニー・ヌエンさん(19)は「優しい人とたくさん知り合えて良い思い出が作れた」と笑顔だった。
加藤会長は「留学生が喜んでくれたことはうれしい。ペリー来航やHIFの留学生について函館の人が知る機会になったと思う。今後も続けられれば」と話していた。改行 結果は次の通り。
▽ファーストホーム賞=South Wind▽オープンクラス=○1サンバード○2DHARMA○3ベルクレール▽IRCクラス=○1速鳥○2D|BROS a○3貴帆mini
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