日銀 沼本支店長が着任会見
update 2014/6/21 10:17
日銀函館支店の沼本(ぬもと)奈美支店長(48)が20日、函館市東雲町の同支店で着任会見を行った。「北海道新幹線の開業で、新しい人の流れや新しい力が出てくるはず」と期待感を示し、「函館、道南地域の発展に役立っていきたい」と抱負を述べた。
沼本氏は東京都出身。1989年に京都大法学部を卒業後、日銀に入行。金融研究所調査役や国際局企画役、ニューヨーク事務所勤務を経て、2010年に金融市場局市場調節課長。11年7月から政策委員会室経理課長を務めた。女性が支店長を務めるのは全国で2人目。
函館の印象を「歴史と伝統が詰まったまちで、観光資源に恵まれている」とする一方、「駅の周辺などは人通りが少なく、地方都市が直面する人口減少などの課題が現れている」と語った。また、水産加工品やスイーツなどの食資源の可能性を指摘。「どう域外に売っていくか、視野を広げるべき」とした。
会見には前支店長で金融機構局参事役に就く中川忍氏(48)も同席。「ようやく函館の地でも景気回復を徐々に実感できるようになった」と着任からの2年間を振り返った。また、「資源に恵まれた函館が活性化できなければどの地方都市も活性化はできない。ほかの地域の先導役になってもらいたい」と函館にエールを送った。
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