奥尻ワインでドレッシング

update 2014/6/20 10:18


 奥尻ワイナリー(奥尻町、海老原浩社長)はこのほど、自慢のワインを使ったノンオイルドレッシングを開発し、同町のワイナリーと函館空港の売店で販売を始めた。ワイン3種類をブレンドした自信作。豊かな自然から生まれたワインの風味と酸味が特徴だ。同社は「ワインが飲めない人にも奥尻の味を楽しんでもらえる」とPRしている。

 2008年にワイナリーが完成し、ワインの製造を開始。1999年から始めたブドウ栽培は、現在27fにまで広がっている。生産しているワインは赤白合わせて10種類以上で、年間約10万本を出荷。着実にファンを増やしている。

 ドレッシングの製造はファンからの声がきっかけ。1年間試行錯誤を繰り返し、完成させた。ワイナリーが独自にドレッシングの生産に乗り出すのは珍しいという。

 ブレンドしたのはメルローとピノ・ノワール、セイベルの3種類。ドレッシングはノンオイルで、赤ワインにはポリフェノールとアントシアニンが含まれていることから、「消費者の健康志向に添った商品に仕上がった」(同社)。

 ワインボトルのラベルに描かれた島のシンボル「鍋釣岩」のデザインをそのまま使用し、ワインと統一感を出した。同社函館営業所の菊地輝所長は「奥尻の知名度アップに貢献できれば」と話している。  180_g入りで730円。問い合わせは同社(TEL01397・3・1414)へ。

提供 - 函館新聞社

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