市立函病の増改築工事 3社JV落札
update 2014/6/18 10:21
函館市病院局は17日、4月に入札中止となっていた市立函館病院のエレベーター増設と増改築工事の一般競争入札を行い、3社でつくる共同企業体(JV)が落札した。今冬からの道南ドクターヘリ導入に必要な工事で、同局は年度内の運航開始を見込んでいる。
入札を行ったのは、屋上ヘリポートから患者を直接搬送するエレベーター1基の増設や、高度治療室(HCU)移設に伴う西病棟の改修工事。
4月の入札時に参加意思を表明していた準大手ゼネコンなど3社でつくるJV(鹿島・高木・高橋)1者が参加。予定価格4億9552万円(税抜き)に対し、同JVが4億9550万円で落札した。関連する2件の設備工事も併せて入札が行われ、それぞれ落札者が決まった。
同局は4月1日に予定価格3億4505万円(同)で入札を実施する予定だったが、同JVが予定価格では収まらないとして辞退したため、予定価格を再精査。資材高騰や労務単価高騰に加え、設計業者の積算ミスなどが重なり、改修事業全体で1億9000万円の不足が判明。5月の臨時市議会で事業費を上乗せした補正予算を可決し、同月29日に再公告していた。
同局管理課は「ドクターヘリに必要な部分は来年1月末までに終わらせ、遅くとも3月には運航できる見通し」としている。
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