看板、ポスター…対応急務 駅名「新函館北斗」決定
update 2014/6/13 10:12
北斗市に建設される北海道新幹線新駅の名称が「新函館北斗」に決まったことで、自治体や関係機関はこれまで作成してきたポスターや看板、印刷物の修正、変更に向けた対応が急務となっている。駅名の周知とともに、開業に向けたイベントやPR活動を積極的に進めていく方針だ。
函館市は市役所本庁舎正面に掲げている看板をはじめ、公式封筒や函館アリーナのPRリーフレットなどで、これまでの仮称「新函館」を使用。他の団体と連携して作ったのぼりやパンフレットも数多い。
市企画部は「庁舎の看板をまず直し、パンフレット類をどうしていくか早急に協議する」(政策推進課)と話す。市観光部は今春、「新函館」を入れた対外キャンペーン用のポスターを約200枚作っており、「冬バージョンを作成する際に修正したい」(観光振興課)としている。
北斗市は市内10カ所に設置している「北斗市開業」と記された看板を、今秋をめどに新駅名を入れたものに変える。庁舎の出入り口に設置していた開業までのカウントダウンボードは新駅名を入れてリニューアルする予定で、12日にはボードを一端撤収した。
本年度中に改訂する計画だった観光パンフレットは夏までに駅名を入れて発行。PR用に使っていたグッズなどはできるものから逐一改めていく。
北海道新幹線新函館開業対策推進機構が「ようこそ! はこだてへ。」と書いたポスターを製作したのは今春。駅名問題が流動的だったこともあり、新幹線の路線図には「新函館(仮称)」を入れなかった。「観光客に歓迎の意を伝えることがメーンで、新駅名を入れたものを新たに作る予定はない」とする一方、新しく印刷物を制作する際には順次、駅名を入れてPRするという。
函館国際観光コンベンション協会は、観光案内所などで配布している市内の観光マップに「新函館」が入っている。「今あるものを配布し、新たに作るタイミングで新駅名を入れたい」としている。
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