大漁で帰ってきます 中型イカ釣り船出港

update 2014/6/13 10:11


 日本海でのスルメイカ漁に向け、中型イカ釣り船が12日、函館港を出港した。燃油高が続いており、高騰分に見合った豊漁と好値を願って岸壁を離れた。

 函館渡島いかつり漁業協議会によると、渡島管内の30d以上のイカ釣り漁業の許可隻数は14隻。今月4日に最初の船が出港、日本海でおおむね1カ月沖に出て加工原料となるイカを漁獲し、船内の冷凍装置で冷凍して函館港に水揚げ。来年2月まで北海道に向けてイカを追って操業する。

 この日は、イカ釣り漁業会社「天海」(西桔梗町、虻川幸城社長)の5隻が神事の後、石川県沖を目指して出港。幸雄丸(138d、乗組員9人)の斎藤保船長(58)は「燃油高への不安と豊漁への期待が交錯している。燃料高騰分だけ、イカの値段が良ければ」と話した。

 各船は家族らに見送られて色とりどりの紙テープが舞う中、「元気で大漁で帰ってきます」と出漁した。

提供 - 函館新聞社

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