進水式に拍手と歓声 函館どつく、本年度2隻目

update 2014/6/10 10:06


 函館どつく(函館市弁天町)で9日、本年度2隻目の新造船「ワンダフル・エスダブリュー」の進水式が行われた。大勢の市民が見守る中、巨大な船体が海面に飛び出していった。

 新造船はパナマの海運会社「ワンダフル・ペスカドレス」が発注した全長175・5b、幅29・4bの木材兼ばら積貨物船。函館どつくが独自に開発した幅の広さと浅い喫水が特徴の船倉ボックス型。2月から建造を始め、7月下旬の完成、引き渡しを予定している。

 この日は市民ら約360人が見学に訪れた。作業員の「進水作業始め」の掛け声とともにサイレンが鳴り響き、船体が海に向かって動き出した。船主のくす玉が割られると、歓声と拍手が沸き起こった。

 総合学習の授業で見学した東山小6年の赤塚裕生君は「迫力があってとても楽しかった。また見たい」と満足そうに話した。

提供 - 函館新聞社

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