さぶりメロン初競り

update 2014/6/8 10:20


 道南ブランド「さぶりメロン」の初競りが7日、函館市青果物地方卸売市場であり、森町産特秀2玉に昨年と同じ5万円の高値が付いた。上品な甘みと果汁感が売りで、贈答用などに使われる。

 森産9ケース(1ケース2玉)が上場、初競りは昨年より11日早い。5ケースを出荷した森町白川の中澤秀樹さん(38)は「今年は日照時間が多く気温も高めに推移したので、生育は順調。昼夜の寒暖差があり、糖度、果汁とも十分」と話した。

 落札した丸上青果(西桔梗町)の豊嶋敦果実担当課長代理(41)は「他の有名ブランドに負けない道南ブランドとして育てたい」と意気込んだ。

 厚沢部町の「さぶ」と森町の「り」を取って命名し、販売は今年で7年目。両町18戸が生産する赤肉メロンのうち、糖度15度以上、1玉重量1・9〜2・1キロ、容姿やネットの張り具合が良好なものが、さぶりメロンとなる。赤肉の出荷は森が7月中旬まで、厚沢部が8月下旬から10月下旬まで続く。

提供 - 函館新聞社

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