クジラの恵みに感謝、称名寺で供養慰霊祭
update 2014/6/7 10:07
道南日本海でのツチクジラ漁が始まり、函館水産連合協議会の鯨(くじら)普及部会(利波英樹会長)は6日、函館市船見町の称名寺で、鯨族(げいぞく)供養慰霊祭を行い、自然の恵みであるクジラに感謝した。
今年で10回目。須藤隆仙住職の読経が響く中、約30人が焼香して祭壇に手を合わせた。南極海での調査捕鯨の中止を日本政府が命じられたことを受け、須藤住職は「クジラの国際的な状況は非常に厳しくなっている。感謝をあらためて思い起こし、クジラ問題が好転するよう祈りたい」と話した。
利波会長は「クジラは貴重なタンパク源。クジラ文化を継承していきたい」とあいさつ。同部会副会長を務める北大大学院水産科学研究院の松石隆准教授と大学院生2人も参列し霊を慰めた。近くの鯨族供養塔前で記念写真も撮った。
慰霊祭は調査捕鯨船が2004年に函館に寄港したのを機に、05年から始まった。ツチクジラ(捕獲枠10)は6日現在、2頭の水揚げとなっている。
提供 - 函館新聞社
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