市立小中学校、給食に「和食の日」始まる
update 2014/6/7 10:06
函館市教委は6月から、市立小中学校の給食に「和食の日」を設ける取り組みを始めた。地元産の魚や野菜を使い、日本人の伝統的な食文化を知ってもらう趣向で、児童・生徒が和食ならではの繊細な味わいを楽しんだ。
昨年末にユネスコが「和食 日本人の伝統的な食文化」を無形文化遺産に登録するなど、和食が見直されている機会をとらえて実施。米飯給食時に毎月1回行い、小中学校を10ブロックに分けて献立を作る。
6日は的場中学校(高橋登校長、生徒326人)の2、3年生徒67人が一緒に食べる交流給食に和食が出され、山本真也教育長らが参加。教育長は「和食は自然からの恵みを大切にする。気に留めながら味わい、文化や歴史を考える機会にしてほしい」とあいさつ、栄養教諭の猪狩亜衣さんが、バランスが良く素材の味を生かしてつくる和食の良さを説明した。
この日のメニューは米飯、牛乳のほか、ドンコのごま味噌汁、ブリの竜田揚げ、白カブとキュウリの香味あえの3品。生徒たちに「おいしい」と好評で、次々とおかわりする生徒も出るなど人気だった。
岡河苑香さん(3年)は「魚はあまり食べないけど、ドンコが柔らかくておいしかった」とにっこり。小川翔大君(同)は「和食が自分たちにとって大事なものだと改めて感じた。もっと食べて、文化を残したい」と話していた。
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