矢不来天満宮の鳥居完成
update 2014/6/4 10:23
【北斗】雪の重みで損壊した矢不来天満宮(矢不来138、中村卓司宮司)の第三鳥居の建設工事がこのほど、完了した。7日午前11時、同天満宮で棟上式や渡り初め式、奉告祭を行い、完成を祝う。中村宮司は「心配をかけた多くの人に良い報告ができます」と話している。
第三鳥居は2012年2月24日未明、降り積もった雪の重みで笠木が落下した。築40年以上経過した木製の鳥居で、もともと柱部分の老朽化が激しかったが、中村宮司は「落ちた笠木を見て驚いた。翌日、春の祭りが予定されていたので、けが人が出なかったのが何より」と振り返る。
この鳥居損壊は新聞やテレビで報じられ、道内各地の氏子らから中村宮司のもとに心配や励ましの電話が多数あり、寄付も寄せられたという。
その後、氏子の役員会で修復に向けた協議が重ねられ、柱も含め全面建て替えをすることで決定。境内の樹齢160年のヒバを12年10月に伐採し、建材として使った。 1年半ほど乾燥させた後、市内の工務店に発注して今年4月から建築工事に取り掛かり、先月下旬に完成した。
鳥居は損壊前とほぼ同じ高さ約5bで、柱の根元などに銅板があしらわれている。笠木に雪が積もりにくい構造にするなど損壊を防ぐ工夫が施されている。
毎年9月24〜26日に開かれる例大祭は今年、3年に1度のみこし行列があり、中村宮司は「例大祭に間に合って良かった。先代から懸案となっていた鳥居の修復も解消された」と話している。
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