函西、上磯 1学級減…公立高配置計画案
update 2014/6/4 10:22
道教委は3日、2015〜17年度の公立高校配置計画案を公表した。渡島管内は17年度に函館西、上磯、函館工業定時制で各1学級減とする案を新たに盛り込んだ。桧山管内は現状維持とした。
道内の中学校卒業者数は年々減少しており、渡島管内では17年度、前年と比べて139人減の3311人となる見込み。生徒数の減少などを理由に、函館西では現状の4学級から1学級減って3学級に。本年度の入学者数が定員(80人)の約半分にとどまった上磯も2学級から1学級への1減となり、地域からは不安の声も上がる。
函館工業定時制は、本年度の入学者数が定員120人に対し電気科4人、建築科6人、機械科23人の計33人と大幅な欠員が出た。道教委は「学科の生徒数が10人未満で、その後も生徒数増が見込まれないことから再編が必要」と説明。16年度の計画で1学級減が決まっており、17年度にも1つ減り、最終的には1学級となる見通し。同校は「学級数減にならないよう生徒確保に努めてきたが、今後は学科再編も含め検討していきたい」とする。
計画案の公表を受け、函館市の山本真也教育長は「中学校卒業者数が減少していることから、学級数減も現実として受け入れなければならない。今後も生徒数の減少傾向が続くことから、学校や生徒たちの将来的な姿を見据え、環境整備していくことが重要」と受け止める。
計画案は7月に開く地域別検討協議会での協議を経て、9月に正式に決定する。
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