「道南メディカ」の特徴学ぶ パラグアイから職員、市立函館病院で研修

update 2014/6/3 10:15


 国際協力機構(JICA)の研修で来日したパラグアイ政府の厚生省職員3人が2日、市立函館病院を訪れ、道南地域医療連携ネットワーク「道南メディカ」の説明を受けた。

 一行は、5月26日から6月7日までの日程で、佐久総合病院(長野)や高橋病院などを訪問。市立函館病院では、下山則彦副院長が2008年から運用が始まった「道南メディカ」の特徴を説明。情報秘匿性、利便性などを特徴にあげ、持続するポイントとして「医者の患者に対する判断がしっかりしており、公開情報の質と量の高さやネットワークの形成・維持、理事会などの会合を地域へ公開していること」と話した。

 パラグアイは乳幼児死亡率、妊産婦死亡率の高さが問題といい、マリアテレサバラン公共衛生副大臣は「公民の連携は非常に大事で、技術力が地域の末端までいけるような取り組みは必要。妊産婦死亡率などの問題を解決するのは簡単なことではないが、プライマリーヘルスケアを通して健康を守っていきたい」と話した。

提供 - 函館新聞社

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