食の大切さ実感 親子ら救援米作付け

update 2014/6/1 10:06


 【北斗】連合渡島地域協議会(荒木敏安会長)、「食・みどり・水を守る労農市民会議」(長谷川義樹議長)は5月31日、食糧難に苦しむ海外の人たちに送るアジア・アフリカ救援米の作付けを市内東前の水田で行った。親子連れら約60人が参加し、苗を丁寧に水田に植えた。

 毎年、地元農家の山本隆治さんから水田25アールを借りて、「ななつぼし」を作付け。例年1000〜1300キロの収穫がある。長谷川議長は「世界では毎日4万人が飢えでなくなっている一方で、日本では食糧を輸入に頼りながら多くの食べ物を捨てている。飢餓の問題は私たちの食生活とは無関係ではない」と話した。

 参加者は山本さんから田植えの手順の説明を受けて、はだしになって水田の中へ。子どもたちはカエルや水生昆虫に歓声を上げながら、苗を植えた。参加した上磯小学校5年の福村真人君(10)は「田植えをするのは初めて。田んぼの中はぬるっとしているけれど気持ちがいい。秋の収穫が楽しみ」と話した。父親の浩幸さん(41)は「普段食べているお米がどのような苦労があってできるのかを知ってもらいたいと参加した。食について少しでも大切に思ってもらえたら」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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