中学生が鯨族供養慰霊塔を清掃
update 2014/5/30 10:06
6月6日に称名寺で開かれる鯨族供養慰霊祭を前に、船見町の鯨族供養慰霊塔で29日、清掃活動が行われた。函館西中学校の生徒や市職員など約20人が一体となり、塔周辺の清掃に当たった。
同塔は近海で捕獲された鯨類の供養を目的に、1957年に建立。2004年からは毎年慰霊祭が開かれており、併せて清掃活動も実施している。同塔の保存活動をしている「よみがえる箱館丸の会」の澤田石久巳会長(65)は「清掃を通じて塔への理解を深め、子どもたちに命の大切さを知ってもらいたい」と話す。
生徒らは鎌などを手に草刈り作業に取り組んだ。また、セミクジラをモデルにした像も水洗いし、強い日差しにも負けず、懸命に清掃に励んだ。毎年活動に参加している3年の山本ジュンナさん(14)は「学校の伝統行事なので毎回参加している。きれいになったので良かった」と笑顔。6月4〜6日の3日間、日没から午後10時までライトアップを予定している。
提供 - 函館新聞社
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