「大間訴訟基金」創設へ
update 2014/5/29 10:15
函館市は、国と電源開発(東京)を相手取り提訴している大間原発(青森県大間町)建設差し止め訴訟に関し、訴訟費用への寄付金の受け皿となる「大間原発訴訟基金」を創設する方針だ。寄付金の使い方を明確化するのが目的で、6月12日開会予定の定例市議会に関係条例案を提出する。
市総務部によると、27日までに寄せられている寄付金は593件、2266万7313円。
訴訟費用は年間300〜400万円かかるとされ、本年度予算には関係経費391万円を計上。市は訴訟費用を寄付金で賄うことにしており、現在までに寄せられている分で5年ほど賄える計算になる。
通常、寄付金は歳入歳出外現金として保管し、翌年度分は市への歳入として扱う形となるが、市総務課は「寄付金も多くなってきており、基金を設けることでためておきながら、翌年度の経費に充当していく」としている。
大間訴訟の弁護団は訴訟期間について「3年くらいで判決を得たい」としているが、裁判が長引く可能性もあるため、市は今後も募金を継続する。基金は裁判終了後に廃止し、お金が残った場合は市の安心・安全に関する施策に活用する考え。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。