気軽にサッカーを、「なでしこひろば」注目

update 2014/5/29 10:15


 【乙部】経験や年齢、性別などを問わず、サッカーボールを追いかけて心を通わす取り組みが、乙部町民体育館を拠点に行われている。日本代表女子の活躍、そして6月開幕のワールドカップ・ブラジル大会での日本代表男子の飛躍が期待されるなか、桧山でもサッカー熱が高まっている。

 日本サッカー協会が競技人口の拡大を提唱する「なでしこひろば」で、道南は乙部のみ。札幌のスポーツ普及活動に取り組む・NPO法人ReBra(リブレ)の三上恵司代表(45)が指導者となり、今年1月から毎月開催している。乙部のほか江差やせたな、函館などから参加がある。

 小中高生や主婦、男性会社員と幅広い世代が“1つのチーム”。ボールパスや腰を低くしての軽快なダッシュのこつなどを丁寧に伝授し、ゲームでは得点の度にハイタッチなどで盛り上がる。また、足がもつれて転んだり、背中にボールが直撃するなど“迷プレー”の続出で笑いが絶えない。

 25日には15人が参加した。江差高校2年の菊谷千里さん(16)は俊足を生かしてゴールを量産し「少年団でサッカーをやっていて、こういう場があるとすごくうれしい」と笑顔。三上代表も「サッカー経験の有無、上手下手にかかわらず興味を持って楽しむことが大事」と参加を呼び掛けている。

 次回は6月22日午前10時〜正午。参加料は小学生500円、中学生以上1000円。問い合わせは三上代表(TEL090・2058・4499)へ。

提供 - 函館新聞社

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