家庭ごみ2年連続増 函館市昨年度排出量
update 2014/5/27 10:15
函館市は26日、2013年度の家庭ごみ排出状況を発表した。前年度比103d(0・2%)増の6万4289dで、2年連続で増加した。燃やせるごみが減少した一方で、燃やせないごみや粗大ごみが前年度から増えている。
市の家庭ごみは02年度から有料化するとともに、プラスチック容器包装の分別収集を進めており、有料化以降は01年度の年間8万8200dから減少。過去5年間は6万4000d台で推移している。
市環境部によると、昨年度は総量の7割以上を占める燃やせるごみが4万9980dで、前年度から263d減少、04年度以来9年ぶりに5万dを割り込んだ。プラスチック容器包装は同7d減の2975dと、ほぼ横ばいだった。
一方で、燃やせないごみは同255d増の5561dで、燃やせるごみの減少分をほぼ相殺した形。粗大ごみも同82d増の781dとなった。この結果、市民一人あたりの排出量は640cで、前年度から7c増えた。
同部は増加要因について「4月から消費税率が引き上げられたことで耐久消費財の買い替えが進み、それに伴って粗大ごみや燃やせないごみの排出が増えた可能性がある」と推察。さらに、市内の人口が減少している中で単身世帯が増加傾向にあり、世帯ごとに一定量のごみが出ている点も挙げている。
市は昨年度、新たな廃棄物対策として携帯電話やデジタルカメラなど小型家電のリサイクルを試験的に実施。半年間で約7dを集めており、本年度から本格的に取り組む。同部は「燃えないごみを再資源化する取り組みを進めながら、総量の減少を進めたい」(環境推進課)としている。
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