全米の路面電車事業者らの団体が駒場車庫訪問
update 2014/5/23 10:20
全米の路面電車事業者らの団体「ERA」のメンバー20人が22日、函館市企業局交通部の駒場車庫を訪れた。函館駅前電停から米国ブリル社製の台車を使用した「箱館ハイカラ號」に乗り、車庫に到着。整備中の車両や古い電車の部品の様子を見学した。
ERAは1934年設立の歴史ある団体で、路面電車事業者関係者やOBなどが会員の中心。2年に1度、世界各地で視察旅行を実施。今月4日から24日までの日程で来日し、都市間移動はJRで、東京や富山、広島、熊本、愛媛など各地の路面電車の走る街をほぼ回った。
函館には30人ほどの会員が20日に入り、21日は札幌市電を見学。同部はハイカラ號を臨時運行し、会員らを出迎えた。会員らは到着後、車庫内のらっくる号や整備中の530号などを写真に収めるなどしていた。
ニュージャージー州から参加している同団体役員のシドニー・カエレスさん(69)は「函館の路面電車はうまく運営されていると思う。古い車両、新しい車両があってすばらしい」と喜んでいた。
一行の旅の大半に同行したERA会員で「札幌LRTの会」の臼井寛さんは「ほぼ予定通りのスケジュールで旅が進んだ。日本の鉄道の正確性があってこそのこと」と話していた。
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