「懸念払しょくに努力」大間原発訴訟で石破幹事長

update 2014/5/19 10:05


 自民党の石破茂幹事長は18日、同党道8区支部の定期大会出席のため来函した。函館市が4月に提訴した大間原発(青森県大間町)の建設差し止め訴訟について記者団に対し、「党として懸念や不安の払しょくに努力したい」と述べるにとどめた。

 石破幹事長は、工藤寿樹函館市長から提訴について説明を受けたと明らかにし、「市民の代表が建設再開に当たって懸念や不安、手続きについて問題意識を持っている」と述べた。その上で「党として国とは別の立場で動きができないか、地元自治体や前田一男衆院議員と相談しながら懸念や不安の払しょくに努めたい。裁判の行方を注視したい」とした。

 また北海道新幹線に関し、在来線との共用走行区間を時速140`に制限することに対し「ダイヤ編成上の工夫ができないか、議論を詰める余地がある」と言及。新函館(仮称)―札幌間の工期短縮を求める声については「安全性を確保しながら工期短縮ができるのか、地元意見を踏まえて可能な限り努力したい」と述べた。

 ホテル函館ロイヤルで開かれた講演会では約500人(主催者発表)を前に、来年の統一地方選での支援を呼びかけた。終了後は渡島総合開発期成会など9団体から要望を受けた。

提供 - 函館新聞社


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