ベルサイユサミット 「料理」再現…仏料理店「イリュージョン」
update 2014/5/18 10:38
函館市白鳥町17のフランス料理店「イリュージョン」は、1982年にフランスで開かれたベルサイユサミットの晩さん会で、実際に各国首脳が味わったコース料理を再現し、6月から1カ月間限定で提供する。各国首脳が舌鼓を打った料理6品を再現し、サミットならではの味と雰囲気を紹介する。
オーナーシェフの岩城浩司さん(63)は、同サミットで料理総指揮官を務めたミシェル・パスケ氏と友人で、2008年には洞爺湖サミットに合わせてパスケ氏からレシピや盛りつけを教わり、同サミットのメニューを提供。サミット料理の再現は今回で4度目で「前回(12年)来られなかった方にも味わってほしい」と話す。
サミットは82年6月4〜6日にベルサイユ宮殿で開かれ、ミッテラン仏大統領やレーガン米大統領、鈴木善幸首相ら各国首脳が参加した。メニューは3度あった晩さん会のうち、「活オマール海老の貴腐ワインソース」「極上霜降り和牛肉のロースト」など2日間の献立を組み合わせた6品を再現。「ベルサイユのビロード グランマニエール酒風味」は6層のスポンジを重ねた濃厚なチョコレートケーキで、3日がかりで作るという。
これに加え、前菜として店独自のオードブルが1皿付く。さらに、歴史的な食器を使った晩さん会にならい、同店のコース料理でも18世紀後半のナイフやフォークを用意して、雰囲気を演出する。
岩城さんは「各国の首脳は食事にかける時間がなかったため、一品一品にボリュームがある。じっくりと味わってほしい」と話している。料金は1人1万2000円(税別)で、2日前までの予約(2人以上)が必要。営業は午前11時〜午後2時と午後5〜10時。水曜定休。問い合わせは同店(TEL0138・40・3703)へ。
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