木古内で田植え始まる
update 2014/5/15 10:26
【木古内】木古内町で14日、田植え作業が始まった。今年は天候に恵まれ、雪解けが進んだため、町鶴岡の東出雅史さん(48)の水田では例年より1日、昨年より4日早い作業開始となり、午前8時から道南産のブランド米「ふっくりんこ」などの苗を植えた。
東出さんの水田では46ヘクタールの作付けを予定。そのうち約30ヘクタールが「ふっくりんこ」で、このほか「ななつぼし」や「ほしのゆめ」、木古内町の地酒「みそぎの舞」の原料となる「ほのか224」も生産する。作業は5月いっぱいまで続く。
4月18日から播種(はしゅ)し、ハウスで1カ月ほど育てた苗は10センチにまで成長。青々と輝く苗を、長男の雄太さん(25)が田植え機を使ってきれいに並べ植えた。
雄太さんは「播種を始めてから天気もよく、いい苗が育った。消費者に喜んでもらえるようなおいしいコメを作りたい」と力を込める。雅史さんは「例年より早く田植えできるのは5年振り。今年は冷夏と言われているが、寒さに負けないでコメを作りたい」と話していた。
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