親鸞の遺徳しのぶ…本願寺派函館別院 750回忌大遠忌法要

update 2014/5/11 10:37


 親鸞聖人750回忌大遠忌法要並びに本堂落成慶讃法要が10日、浄土真宗本願寺派函館別院(田中明宏輪番)で営まれた。50年に一度の大法要で約500人が参列し、浄土真宗の宗祖親鸞の遺徳をしのんだ。

 同別院周辺で行われた稚児行列には、龍谷幼稚園の園児が男女そろいの衣装で参加。園児たちは家族に手を引かれながら、雅楽を奏でる僧侶らとともにゆっくりと練り歩いた。

 その後本堂で法要が営まれ、参拝者は和讃を一斉に読んだ。雅楽が鳴り響く厳かな雰囲気の中、静かに手を合わせて念仏を唱えた。その後は清岡隆文さん(大阪)による記念布教「よろこびのお念仏」、記念祝賀会などが行われた。

 同別院は函館の水不足解消のため願乗寺川を完成させた堀川乗経が1857(安政4)年、願乗寺休泊所を建立したことが始まり。60年(万延元)年に願乗寺掛所として認められ、77(明治10)年に本願寺函館別院と公称し、道内最初の本願寺派別院となった。

提供 - 函館新聞社

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