渡島、桧山管内の献血者数 2年連続2万人割る

update 2014/5/10 10:08


 渡島、桧山管内の献血者数が2年続けて2万人を割ったことが、北海道赤十字血液センター函館事業所(函館センター、木下透所長)のまとめで分かった。2013年度は前年度より555人減って1万9215人。医療現場での需要が高い400ミリリットル献血は増えたが、成分献血のうち血漿(けっしょう)成分献血を中止したため、献血者減に影響した。

 同センターによると、献血者数は12年度に平成に入り初めて2万人を下回り、今回で4年連続の減少。内訳は200ミリリットル献血が同75人減の3433人、400ミリリットル献血が同24人増の1万3403人、成分献血が同504人減の2379人。

 年齢別では、30代(30〜39歳)の献血者数が同384人減と減り幅が大きかった。同センターは「10代(16〜19歳)、20代(20〜29歳)が前年度とほぼ同様であったのに対し、健康体で働き盛りの30代の減少が響いた」と分析する。

 成分献血には、血小板成分献血と血漿成分献血がある。同センターでは需要に見合った採血により、昨年4月から血漿成分献血を中止した。

 献血者の安定確保に向け、同センターは「日曜の買い物客が多い街頭に移動献血車を振り向けるなどして、利便性を高めていきたい」(事業課)としている。

提供 - 函館新聞社

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