市内で30年ぶり 本格的古本市

update 2014/5/9 09:59


 札幌古書籍商組合に加盟する4書店による「棒二古本まつり」が8日、棒二森屋店(函館市若松町17)で始まった。約3万点の古書やCD、ビデオなどが会場に所狭しと並ぶ。13日まで。

 函館では約30年ぶりに開かれる本格的な古本市。古本市ならではの楽しさを知ってもらおうと、同組合に所属する三浦書房(三浦健太郎代表)を中心に企画した。以前はデパートの催事として人気の高かった古本市だが、現在ではインターネットの普及などもあり、開催されることは少なくなったという。三浦さん(38)は「多くの本の中から思いがけない出会いや発見があるのが魅力。古書店が減っている現状だからこそ、古本文化の継承や普及に努めたい気持ちもあり、函館の人たちの好みを踏まえつつ、次回の開催にもつなげたい」と意欲を見せる。

 4店が持ち寄った本は多彩で、専門書や児童書、漫画、小説など幅広く、映画のパンフレットや昭和期の雑誌などもある。中には北海道に関わりある本のコーナーや、北海道庁立函館高等女学校(現在の西高)の卒業アルバムなど、なじみ深い物も。安価で質の良い商品をそろえたといい、売り場をじっくりと眺め、お目当ての本を探す来場者の姿も多く見られた。広告を見て足を運んだという、七飯町の米地隆さん(82)は「こんな大規模な古本市を函館で見るのは初めて。掘り出し物は見つからなかったが、大変おもしろかった」と話していた。午前10時〜午後7時。

提供 - 函館新聞社

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