3月高卒 業況改善で高い就職率 求人数も過去10年で最高
update 2014/5/9 09:59
函館公共職業安定所は、3月に卒業した高校生の就職状況をまとめた。3月末現在の就職率は前年同期を大幅に上回る97・1%となり、97・6%だった1991年以来で最高となった。管内の求人数も過去10年では最も高い1・18倍となり、高校生の就職をめぐる環境は改善が続いている。
過去10年の同時期の就職率をみると、80%台後半で推移。2013年3月卒業の生徒は92・1%と上昇。今年はさらに5・0ポイント上昇し、97・1%となった。同職安は求人の出足が好調だったと傾向を指摘。「業況の改善による採用意欲の高まりと、建設業を中心にこれまで採用を抑えていた企業が年齢構成を考慮し、若い人の採用に踏み切った」と要因を分析する。
就職希望者は生徒数の減少で同7・4%減の871人に減少。一方、管内企業からの求人数は同2・1%増の1030人に増加し、過去10年で最多となった。就職者数は同2・4%減の846人。未就職者数は同66・2%減の25人で、過去10年では最も少なかった。
産業別の就職状況は、建設業が同26・2%増の82人。卸売・小売業は同12・5%増の135人。サービス業は同38・3%増の65人だった。減少したのは製造業で同14・9%減の177人に。宿泊・飲食サービス業は同14・0%減の86人。医療・福祉も同15・2%減の106人だった。
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