好天GW 人出も満開
update 2014/5/8 10:00
函館・道南の今年のゴールデンウイーク(GW)は、サクラ満開の時期とも重なり多くの観光施設で客足が順調に伸びた。特に、まとまった休みとなった3〜6日は各所とも観光客で混み合った。
函館地方気象台によると、4月後半は晴れた日が多く、GW後半の3〜6日はぐずついた日もあったが、降水量が少なく、気温が高めに推移した。4日には、函館で最大瞬間風速18・8メートルを記録し「雨が降って風も強かったので、サクラが早く散った」としている。
■五稜郭公園8万人増
五稜郭公園管理事務所によると、同公園の来場者数(4月29日〜5月6日)は前年同期より約8万人多い14万7825人。管理事務所は「天候が良く、暖かかった。サクラの満開時期と重なったほか、五稜郭築造150年のイベントもあったことが要因」という。
第67回松前さくらまつり開催中の松前公園では、4月26日〜5月6日の11日間で、来場者数は同2万6400人増の約11万4100人。「昨年は雨の日が多く、サクラの開花も遅かった。今年は天気が良く、開花が早くて見ごろだった」と松前観光協会。
■五稜郭タワー8.7%増
主要観光施設の観光客の入り込みは「飛び石」だった前半は例年並みだったが、1日に五稜郭公園のサクラが開花、花見が重なったこともあり、3日からの後半に集中した。
五稜郭タワーのGW期間中(4月26日〜5月6日)の利用者は前年同期比8・7%増の5万4021人。4日には1日の利用者が5年ぶりに1万人を超えた。同社は「満開のサクラ、好天、五稜郭築造150年祭のイベントで利用者が増えた」と分析。函館山ロープウェイは個人客の割合が増加。前年比ほぼ横ばいの7万555人だった。
金森赤レンガ倉庫を運営する金森商船によると、客足は4、5日がピーク。周辺に駐車場が増えたにもかかわらず、車の長い列ができた。消費動向については「増税の影響を懸念したが、感じられなかった」。
函館朝市は「朝市ひろば」(旧渡島ドーム)のオープン効果がみられた。朝市ひろばやどんぶり横丁などでは買い物客があふれる盛況ぶり。函館朝市協同組合連合会は「前半は例年並みだったが、後半は一転数年ぶりの混み具合。昨年と違い、サクラの開花が重なったことが要因。夏場も期待したい」。
■森で最長9キロ渋滞
道警函館方面本部によると、国道5号の渋滞ピークは函館に向かう森町赤井川―同町姫川間で、3日午後3時5分ごろ〜同6時15分ごろの9キロが最長。前年同期より約2キロ長く、平日の約2倍に相当する約1万5000台が走行したという。道央道では同日、大沼公園IC(インターチェンジ)出口から函館方向に2〜3キロの渋滞が起きた。
札幌に向かうピークは5日で、正午から午後1時50分ごろと、同4時半から同5時5分ごろの2回で4キロの渋滞が発生。交通課は「交通量は多かったが、管内は幸い重大事故がなかった」としている。
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。