夫婦愛 高校生が朗読/手紙コンクール発表会
update 2014/5/8 09:59
【松前】夫婦の手紙第7回全国コンクール(実行委主催)の公開発表会が6日、松前公園の夫婦(めおと)桜前の特設広場で開かれた。美しく咲く桜の下、松前高校の生徒3人が入賞作品を朗読。夫婦のさまざまな思いがつづられた手紙が読み上げられた。
ソメイヨシノと南殿が接ぎ木によって一つの根で結ばれたのが「夫婦桜」と名付けられた由来。今年は47都道府県と海外6カ国から合わせて690通の応募があり、町民約100人が審査して選んだ。
作品を朗読したのは同校3年の伊藤優生君と鍋谷双葉さん、同2年の秋本望さんの3人。夫婦が築いた絆や思い出が込められた手紙を、感情を込めながら読み上げた。会場に集まった約100人の観客は、愛情あふれた言葉に聞き入った。
最優秀賞に選ばれたのは宮城県気仙沼市、感王寺美智子さん(53)の作品。乳がんや肝炎などの病気を抱えて心が折れそうになったとき、自分とともに生きることを選んでくれた夫に宛てたもので、感謝の気持ちを伝え、力強く生きていく決意を込めた手紙。
朗読の大役を果たした鍋谷さんの父、悟さん(51)は「とても感動した。日ごろ感謝の気持ちを持っていても、実際に思いを伝えるのは難しい。それでも改めて気持ちを伝えることの大切さを実感した」と話していた。
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