江差線 人どっと…廃線直前 連休でにぎわう
update 2014/5/5 10:25
【江差、函館】11日限りで廃線となるJR江差線木古内―江差間。ラストランを満喫しようと、この連休中も大勢の利用者でにぎわう。
江差駅のホームには、列車の姿がなくても構内や駅舎などにカメラを向ける愛好家の姿が少なくない。列車が出入りするときは、ホームが利用客であふれそうな時もある。 同駅によると4月27日には215人がホームにあふれたという。JRは警備員を置くほか、町も臨時駐車場を用意した。下里聡駅長は「最後まで無事に運行し、皆さんの心に江差線を留めてもらいたい」と可能な限りホームに立って列車に手を振って見送る。
4日に江差駅から乗り込んだ札幌市の山口道孝君(13)と和穂さん(10)きょうだいは「廃線を前に一度乗ってみたいと思っていた。木古内までの道のりを楽しみたい」と興奮した様子だった。
函館駅のホームでも出発前に乗客が熱心に写真を撮影。大型連休を利用して遠方から来た人が多く、列車の姿を目に焼き付けていた。東京の大学生河谷晃介さん(21)は「廃止が決まるまではいつでも乗れると思っていたが、今回が最初で最後の乗車になってしまった。記念にゆっくりと写真を撮影しながら、列車の旅を楽しみたい」と話した。
横浜市の大学教員鈴木義則さん(48)は「廃止はやはり寂しい。近くに住んでいればもっと乗りたかった」と残念がる。「湯ノ岱で温泉につかってから戻ってきます」と、列車に乗り込んだ。
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