「SL函館大沼号」春の運行

update 2014/4/27 10:16


 春の道南路を走る「SL函館大沼号」が26日、スタートした。時代を超えて愛される蒸気機関車「C11型」がけん引し、北の大地に新しい時代を創る北海道新幹線の駅舎の近くや、大沼国定公園の大自然といった「夢とロマン」の世界へ乗客を案内する。

 同列車は道南の活性化を願う地元の要請を受けるなどし、JR北海道が2001年4月から運行を始めた。春の運転は5月6日までの毎日、函館|森間を1往復する。往路は赤井川経由で、復路は鹿部経由のため、駒ケ岳を一周する形だ。

 往復とも、渡島大野駅に停車する。ホームに降りると、新幹線の駅舎や車両基地で工事する音が聞こえる。往路ではその後、仁山駅まで急勾配を力強くかけ上る。函館を出発して約1時間後、トンネルを抜けると大沼国定公園に入る。進行方向左には小沼と湖上に駒ケ岳が広がる。列車はゆっくり進むため、雄大な景色を存分に楽しめる。

 終点の森では到着後、石炭の燃えかすを落とす「カマ替え」と言われる作業と給水を線路わきから間近で見ることができる。復路ではアトラクションもあり、たくさんの思い出を作ることができる。

 往路の函館発は午前8時54分、大沼公園同10時12分着、森同10時41分着。復路は森午後1時39分発、函館同3時41分着。全席指定。函館―森大人1750円。予約の問い合わせはTEL011・221・1489(JR北海道電話予約センター)へ。

提供 - 函館新聞社

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです